2011年3月18日金曜日

被災地岩手県宮古市に立つ

すっかりブログもご無沙汰してました。今回自分の実家のある宮古市が被災した事により、まずは両親の安否確認という事で奔走しておりました。
おかげさまで両親も実家の建物も無事で、今はホッと胸をなでおろしている状態です。

実は3月16日に盛岡から宮古へ行って直接会ってきたんです。その時の周りの状況などを書きます。全ての地域は回れないので、そこはご勘弁願うとして・・・

まずは市役所付近・・・ここはモロに津波の被害を受けました。鉄筋の強度のある建物は残っていますが、それ以外は瓦礫の山と化しています。
近くには船がひっくり返っていたり、車が流されていたり・・・道路が確保されたため、まだ良いですが震災直後は見るに堪えない状況だったようです。
藤原・磯鶏地区・・・見た感じは45号線沿いが被害が大きいですね。崩壊している家も多数見受けられます。一方、少し山側に入ると、ほどんど影響を受けていない状況です。
 高浜、金浜地区・・・ここまでは行けなかったんですが、金浜地区に住んでいた親戚に聞いた所、家はすっかり流されてしまったとの事。


比較的被害の少ない地域では、ガスと水道は復旧。電気も使える地域も出てきていました。
ただ通信網がほぼ壊滅しており、携帯電話が通じるのはほんのごく一部。生協の付近や宮古病院付近。それも電波状態は決して良くありません。

これが不安をあおる原因にもなっています。
現地で無事だとしても、一切通信できない。電話はもちろんメールも、つまり携帯を使って災害掲示板すら登録できないのです。

また微妙にauなら繋がる所がある、docomoならとかキャリアによっても状況が違く、これが「あの方は携帯で安否確認出来たのに、ウチは出来ないってことは・・・」とますます疑ってしまいます。


でも、実際は生存しているけど連絡可能な所まで行けてないのが実情です。
特にお年寄りが多い地区では、携帯の電波が入る地区を探す事などしませんし、出来ません。じっと復旧を待っている方も多いです。

どうか、心配でしょうが希望を持って連絡を待って頂きたいと思います。
私も数人、安否確認を頼まれて宮古入りしましたが、その方たちは全員無事でした。

また106号線のバスも一日数回なら走り始めましたので、だいぶ情報も動いてくると思います。もう少しで大切な方の声が聞けると信じてほしいと思います。

それから今回とっても役に立ったのは私の場合コレ。

Google Crisis Response
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
http://www.google.com/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

これでウチの両親の生存を確認する事が出来ました。

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